虫よけの選び方
2022年5月20日
5月に入り、汗ばむ日も増えてきましたね。
外へのお出かけが楽しい季節になりましたが、虫たちの活動も活発になってきて、
虫対策も気にかかります。
虫刺されは、強く反応が出る子は水ぶくれになったり、かき壊すと「とびひ」になってしまう
こともあるので予防が大切です。
今回は、虫よけについて取り上げます。
市販の虫よけの主成分には主に、「ディート」と「イカリジン」があげられます。
濃度は様々ありますが、濃度は効果の持続時間に関係します。
*ディート
古くからある虫除けで、カ・ブヨ・アブ・マダニ・イエダニ・ノミ・トコジラミ・サシバエ・
ヤマビルに効果があるとされています。
効果が強い分、刺激が強く、日本では小児への使用は、年齢により使用制限があります。
・6か月未満の乳児には使用しないこと。
・6か月以上2歳未満は、1日1回。
・2歳以上12歳未満は、1日3回まで。
また、濃度30%以上の製剤は12歳未満には使用しないこととされていす。
さらに、口から成分が体内に入らぬよう、顔や、乳児の手に使用することは避ける必要があります。
*イカリジン
使用上制限があるディートに対してイカリジンは、小児への使用にも制限がありません。
ただし、ノミ、サシバエ、ツツガムシなどには効果がない、とのことです。
(注:ハチに関しては、ディートもイカリジンも効果がありません)
まとめると、お子さんたちにはイカリジン製剤の方が気兼ねなく使えそうですが、もし山などで野外活動をする場合は、ディートのほうがおすすめでしょう。
使用するときは洋服の上からではなく、肌が露出する部位にムラなく塗布するようにしましょう。