夏の日差し対策を始めましょう
日差しが強くなってきました。
1年の中で紫外線は、4月下旬から強くなり始め、6~9月がピークとなります。
日光に当たることは、丈夫な骨を作るうえで必要ですが、それは普通のお散歩やちょっとそこまで、のお買い物程度の外出でも十分です。多すぎる紫外線は皮膚の老化を早めたり、将来の皮膚がん発症の危険性を高めることがわかっているので、赤ちゃんのうちからの日焼け対策は大切です。
特に、赤ちゃんは肌が薄くメラニンの量が少ないため、紫外線のダメージを受けやすいという特徴があります。過度な紫外線ダメージから守ってあげるためには、赤ちゃんでも使用できる日焼け止めを活用しましょう。
ただし日焼け止めの利用は生後3か月までは控えていただき、出かける時間帯の調節(10時から14時を避ける)や、薄手で風通しの良い長袖を着させたり、帽子やベビーカーのシェードを活用してください。
**日焼け止めの選び方**
・1歳過ぎまでは、「ベビー用」「低刺激」の表示があるものを選びましょう。
・SPF・PA:どちらも数値が高いほど、日焼け防止効果がありますが、強すぎる数値は肌への刺激も
強くなります。普段使いにはSPF15前後、PA++で十分です。海や山でのレジャーには、SPF20~40、
PA++~+++を選ぶとよいでしょう。
・屋外での水遊び・プール・海や川では、ウォータープルーフ(耐水性)表示のあるものを。
・無香料・無着色・ノンケミカル(紫外線吸収剤が入っていないもの)を選びましょう。
・いつもの石けんで洗い流せるものが便利です。
**日焼け止めの塗り方**
・顔は体より皮膚が薄い場所です。顔に塗る前にまずは体で試して、赤くなったり、かぶれないか反応を
みましょう。
・塗る部分はお洋服から露出する部分のみで大丈夫。
・お子さんは汗をかきやすいので、日焼け止めの効果が落ちないよう、2.3時間ごとに塗りなおしましょう。
・もし虫よけも必要なシーンであるならば、日焼けどめ→虫よけの順で使いましょう。
・帰宅後は、できるだけ早めに日焼け止めをしっかり洗い落とすようにします。
上手に日焼け止めを利用して、お子さんの肌を守りましょう。